彼等の言い分
久慈川栞
900円
購入可(ラス1)
400円(税込)
舞台は産業革命によって蒸気機関が発達し、貧富の格差が広がり、犯罪が激増していた時代。
警察に逮捕されていない悪人を倒して回る義賊〈ルペシュール〉の子供たちは警察に追われつつも、困っている人を助けるために戦っていた。
戦いから逃れ、港町リートベルフで平穏な潜伏生活を送るルペシュールのメンバー。
しかしその町には、裏で密輸を牛耳る〈ムエット商会〉がいた。
関わり合いにならずに平穏を望むメンバーだったが、子供がムエットの構成員に捕まるところを目撃したメンバーのひとりがムエットに歯向かってしまい……。
――どこに行っても、そこにはそこの不自由がある。
理不尽な表の道と危険で罪に塗れた裏の道。
二つの険しい道の間で揺れる子供たちは、背中に這い寄る罪を背負い、自分たちの信念に従い覚悟を決める。
カモメが飛ぶ港町を舞台にした、巨悪と戦うダークヒーローたちの戦いが始まる!
***
理由があって犯罪者として追われる子供たち5人と、あるエリート少年警官の6人が、理不尽な大人の世界で戦う物語です。
産業革命期のイギリスの、当時実際にあった「闇」をモデルにしたダークでシビアな世界観です。
今回のテーマは密輸、洗濯所です。
※暴力・流血表現・未成年の犯罪描写などあります。苦手な方はお気をつけください。
※下記に試し読みができるリンクを貼っています。