サンシャイン水族館のペリカンが可愛過ぎたため、突発的に作ったペリカンが可愛いっていうだけの本
小高まあな
300円
購入可
880円(税込)
「誕生日、何がいい?
忘れないから、絶対。三月八日、覚えた」
「いつまで、こうしていられるのかしらね」
「君じゃ彼女に釣り合わない。何も知らないくせに、彼女の隣に立つつもりかい?」
三年生になり、龍一と同じクラスになった巽翔。
彼は一海と同じ祓い屋の一族の息子だという。
翔に力のなさを指摘され、言い返せない龍一は、せめて知ることだけでもと円の過去の話を聞く。
それは大道寺沙耶が初めて一海に来た時の話、初めて龍を暴れさせた時の話で……。
「大道寺の娘でも、そうじゃなくても、あんたは私の妹になるの。それでいいじゃない」
普通ではない怪異の世界に足を踏み入れた、普通の高校生の普通の恋の物語。第二弾。