短編集 星を抱く
草群鶏
600円
購入可
900円(税込)
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短歌・俳句の"解凍"小説短編集。BLおおめ。URLから試し読みができます。今まで寄稿した短編8編に加え、約14000字の書き下ろしを収録。
装幀は『沈黙のために』(旧新とも)をデザインしてくださった蔦子さんです。
持続可能な同人活動のために手数料分イベント価格より100円上乗せしております。
解凍もとの詩歌は以下(収録順、敬称略)
「はなびら」と点字をなぞる ああ、これは桜の可能性が大きい 笹井宏之
少年や腿に挟みて蚊が平ら 関悦史
終点と思へば始点 渡り鳥が組み上げてゆく夏の駅舎は 石川美南
エンジンの冷却のためこの星があるのですよと静かなるこゑ 石川美南
脳よりも大きな目玉で見たヒトの交尾は矛盾だらけでしたか 孤伏澤つたゐ
華やかに世界の朝が遠くなる 仮装を解きて笑みかはすとき 黒瀬珂瀾
深く深く湖底に沈め夏休み 実駒
屠殺屋とをどるcha-cha-cháや夏の果 かかり真魚
月明かりにかざした文字が〈倫敦〉であつたと、旅の男の話 石川美南