憑 つきあやかし 妖
猫春
300円
購入可
1,500円(税込)
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《あらすじ》
帝立図書館の本たちの長兄は、魔術書である。
魔神憑きのその本の名を、表題に曰く〈王の知恵〉。
ある嵐の夜、彼は図書館の客人より嬰児をひとり預かった。
客人が言うには、この子どもは魔神の望む知識を教えてくれるのだという。
しかし人ならざる身にはどうも真っ当な人間に育つとは思えず――
果たしてこの子は〈王の知恵〉の望みを叶えてくれるのか。
ついでにきちんと図書館を巣立ってくれるのか。
育児書ではない〈王の知恵〉(と、いい年した人間の友達)の奮闘が始まる。
不思議な本と砂漠の国を巡る、アラビア風ファンタジー。