妖魔夜行絵巻 しょうけら

妖魔夜行絵巻 しょうけら

1,320円(税込)

自己肯定感低めの女性小説家と謎多き怪奇画家の青年の二人で紡ぐ、創造のホラーファンタジー。あるいは、子供のように愛の奇跡を信じた男の物語。

《この本は「小説家になろう」にて掲載中の小説を編集して一冊の本にまとめた再録本になります。14000字ほどの書下ろし後日談付きですが、大部分は「小説家になろう」上で読むことができます。》

「ホラー小説を書いてみる気はないかい?」

若き女流幻想小説家である御陵彬《みささぎ・あきら》は担当編集者の黒野戒十《くろの・かいと》にそう誘われて、ホラー小説界の若き貴公子と名高い髑髏小路敦志《どくろこうじ・あつし》の主催するホラーアンソロジー「黄昏《たそがれ》」に小説を寄稿することを決める。
十代でデビューを果たしたものの、その後の五年間は鳴かず飛ばず。その彼女にとって、これが小説家としての最後のチャンスかもしれなかった。

張り切って準備を始めようとした彬だったが、意気込みに反して全く原稿に手を付けられないまま時が過ぎていた。彬はいつの間にか「恐怖」という感情を上手く感じられなくなっていたのだ。
人はどういった状況に恐怖を感じるのか。それを理解できなければホラー小説を書くのは難しい。そう感じていた。

停滞した状況を打開するため、彬は黒野の薦めによって彼の友人だという怪奇画家の草壁鞍馬《くさかべ・くらま》と出会う。どこか妖しく思わせぶりな物言いをする彼から、なんとか「しょうけら」というお題を得て心機一転を果たしたかのように思えた彬。

しかしその日の夜から彼女は二十四時間常に付き纏う何者かの視線と気配に悩まされ始めるのだった。



小野セージの作品はスターシステムを採用しています。
同じ名前をしたキャラクターが作品の壁や、時に性別まで超越して登場しますので驚かないでください。
同じ名前のキャラクターが出ていても特に断り書きがない場合はシリーズというわけではなく別の世界の別の人物です。



表紙絵・挿絵 : 九野 様
表紙・カバーデザイン : FLOSHIKI DESIGN 様

サイズ
文庫サイズ
ページ数
304ページ
装丁
フルカラーカバー付き
印刷会社/製法
ブロス/オンデマンド
書下ろし
約30ページ(14000字ほど)
納期目安
ご入金確認後1営業日以内に発送
配送方法
購入数制限
なし
残り在庫
9冊
初回発売日 2024.07.12
最終納品日 2024.07.08

妖魔夜行絵巻 しょうけら

1,320円(税込)

作家

小野セージ

小野セージ

おのせーじ

劇団ソラヌム・メロンゲナ

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