降りしきる桜雨は、緋の色
冴月希衣
300円
購入可
400円(税込)
リュートの名手、吟遊詩人のシンは、酒豪で妖艶なファナに一目惚れ。
恋歌を捧げても全く相手にされず玉砕続きのある日、彼女を狙う危険な男が
現れたことで、ファナが隠してきた秘密がシンの前で晒され……。
時代は古代バビロニア、ペルシア湾岸の港町が舞台のラブコメファンタジーです。
【主人公・シン】
25歳。男性。一人称『僕』
少しウェーブのかかった薄茶色の長髪と、同色の瞳(クリクリとした猫目)
普段、髪は結ばず垂らしたまま。
職業、吟遊詩人。詩を詠み、それを即興で作曲して歌う。得意な楽器はリュートと竪琴。今はリュートを旅の友として持ち歩いている。声質は、語尾が甘めの中低音。
身長175センチ。ぱっと見、スリムなひょろひょろくん。色白ではないが、旅から旅を続ける吟遊詩人のわりには、あまり日に焼けていない。父の形見だという、竜頭の装飾を施した三日月刀を所持している。
ファナに出逢うまでは、その整った容姿と、即興で女性に詩歌を贈るという特技で数多の女性を虜にしてきた。今は、自分の外見にも歌にもなびかないファナに、ぞっこん。
べた惚れしているファナの前では恋する一途な男になり、彼女に対してはとても優しく真摯だが、恋愛とは別のところでは冷静で計算高く、容赦のない本性を垣間見せる。
【ヒロイン・ファナ】
身長170センチ。年齢不詳。色白、豊満ボディーの婀娜っぽい大柄美女。
翠緑の瞳は、ぱっちりと切れ長で、眉は少し太め。下唇がぽてっとしている。腰までの長さのストレートの黒髪を高い位置でポニーテールにしている。
ビール醸造所、兼、食堂『小麦と酵母亭』を切り盛りする女主人。滑舌が良いハスキーボイスでハキハキと喋るサッパリした性格で、自分がビールを美味しく飲むためだけに極上のパン作りに日々励む酒豪。一人称『あたし』