夜降ちに飛ぶ
飛瀬貴遥
250円
10.28 19時発売
新書判|182ページ
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鳥は唄う。
命を送る為に。
彼らは〈渡り鳥〉。
〈宿命〉は唄うこと……それは哀しきも儚い生命を導く唄。
世界中を彷徨う魂を天に送る〈宿命〉を背負わされた有翼の民〈渡り鳥〉。
これは、〈渡り鳥〉と呼ばれたある有翼人たちの物語の断片。
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「〈渡り鳥〉」「〈渡り鳥〉-郷愁の彼方-」をまとめた総集編です。
表紙イラスト、CDジャケットイラストの口絵有り。
※カバーイラストは描き下しですが、小説に書き下ろしはありません。既刊をお持ちの方はご注意ください。
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傷ついた生き物との遭遇
束の間の休息
取り残された者との邂逅
はじまりの唄
迷い込んだ森での哀惜
〈鳥の子〉と呼ばれた少女の孤独
唄姫の最後の切望
老鳥と神の談話
そして、世界へ飛び立った鳥の望郷
鳥は願う。
おわりの先にあるはじまりを。
1.〈哀愁の唄〉
2.〈静穏の唄〉
3.〈冬鳥の唄〉
4.〈旅立ちの唄〉
5.〈旅立ちの唄〉-番外編-
6.〈飛翔の唄〉
7.〈混ざり仔〉
8.天堕ちる唄姫の祈り
9.憂いの老鳥と玉箒
10.郷愁の彼方
※一部を除き、サイトでも掲載しています。