ファング
山川夜高
550円
購入可
2,244円(税込)
2022年11月20日 初版発行
新書判(110×182mm)・192ページ・小口染加工
2012年〜2016年発表の小説シリーズ「Solarfault」に書き下ろし作品「空は晴れて」を追加した再録総集編。
虚実の隙間に飲み込まれる信用できない語り手の「作家」と、「記述(エクリ)」と呼ばれた恋人が繰り返しすれ違いまた引き合う、作家の「罪」を描いた虚実のあわいの恋愛小説。
「Solarfault」
solarfault
“からみついた指が、やはり嘘みたいだと思った。”
https://libsy.net/solarfault/story-solarfault
水底の街について
“本当にあれが本当のことか分からなくても?”
https://libsy.net/solarfault/story-about-the-underwater-city
fragments
“ぼくの問題は、おおよそいつも「記述について」という点にあった。”
https://libsy.net/solarfault/story-fragments
(Webには1章のみ掲載)
あとがき
“「この文は嘘である」この文の真偽は?”
「空は晴れて」
fault
“その後の言葉が続かない。”
空
“ふたりは海へ行った。”