これは童話にまつわる、傷ついた人々の喪失のおとぎ話

グリム童話×魔女伝承をモチーフにした現代ファンタジー。
よるべのない寂しさを抱えた男女の交流から始まる長編の導入編です。

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「僕は、病室という水槽から出られない魚」
病弱な絵描きの少年と医者を目指す魔女の悲劇。
『人魚姫　魔女凶騒』

「違う。だってお母さんだもん。好きに決まっているでしょ」
喫茶店で働く孤独な少女と寡黙な教会の管理人の恋。
『雪白姫　雪の底』

「わたし、いつか、死ぬ。きっと、殺される」
自分は殺されると言う謎の少女と、赤色を恐れる青年の交流。
『青ひげ　ひまわり畑には帰れない』

「魔女伝承に共通していることは、恐れだと私は思う」
大学講師に憧れ、魔女伝承を追う女学生の末路。
『おおがらす　森の中の銀の星』

「約束する。必ず、帰るよ」
幼馴染の青年との再会で浮き彫りになる、少女の子供の頃の記憶の欠落。​
『熊の皮を着た男　月夜の道を彼と行く』

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童話、魔女、恋愛、謎解き要素、切ない、シビアな過去、傷ついた人の再生譚、最後は救われる……そんな要素が好きな方へおすすめです。

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※本作品は分冊型の上巻に当たります。
　上巻は導入編、下巻は完結編です。
※ご購入の方に、おまけ外伝冊子をおつけします。

※西洋の童話をモチーフにしつつ、現代風にアレンジしたファンタジー作品です。
　該当童話のあらすじ紹介を巻末につけています。

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