短編集 星を抱く
草群鶏
600円
購入可
300円(税込)
王都の片隅でひっそりと営業している旅の宿トマリギ亭。
宿の主は、お客さんが語る物語に今日も耳を傾けています。
***
「いつか、あのひとの魂が還ってきて風になるでしょう」
風読みの村で生き物を石にする怪物退治をする『風が生まれる場所』
「生きていても希望がないのです」
緑の竜の元で再生していく女性『緑宿す竜』
「誰も悪くない。他人に大事な命を預けた自分が悪かったのよ」
キャンドルを配るために雪原を旅する女性『厳冬に灯す火』
「その夢は、少しずつオレたちの手で本当になるんだ」
古の機械を発掘して空飛ぶことを夢見る『ヘリオドールの機工師』
「何度も子供が生まれて、死んでいく光景を見ました」
ひとつの家系を見守り続ける竜族の巫女『蒼天の理』
「僕は知りたかった。一度知ってしまえば、後には引けない世界の秘密を」
古代の遺跡で謎の機械人形と出会う男装の冒険者『砂の底で眠りゆく』
「あの日見た青い綺麗な蝶を、もう一度見たくてたまらないんだ」
死を彩るように飛ぶ青い蝶に魅入られた少女『螺旋の蝶』
「だから空を見上げて、僕は星を瞳に宿すんだ」
星詠みの村を襲った厄災と呪われた青年の旅の目的『レーゲンフルーフの星』
***
これは宿を訪れる旅人が、悲しみの中から奇跡を生み出す物語。
ハイファンタジー世界の宿屋を舞台にしたほんのりやさしい短編集です。
★☆★こちらは架空ストア様限定商品です★☆★
こちらは残部少数で、架空ストア様にお預かりいただいている分ですべてとなります。
今後同人即売会等のイベントで再販する予定はありません。