別冊ゆる天狗 鼻・髭・いやな手紙

別冊ゆる天狗 鼻・髭・いやな手紙

550円(税込)

おばさんの世界に誘われるのか、切磋琢磨しておばさん力を磨く世界なのか。

天狗の会ファンブック『鼻』『髭』から短編小説とお楽しみページを再収録、その上新作アンソロジー『いやな手紙』が合体して爆誕した豪華本です。読み応えたっぷり!初めてさんもおなじみさんも、あなたに届け、いや~な手紙!どうぞお楽しみください。「表紙雑話」などサークル情報も同時収録。
一番遊び心満載で作った本なので結果的にホラー感増し増しです。奇妙も突き抜けるとうっかり信じてしまう「天狗の会成分」がギュッと凝縮。声高らかに、爽やかに。いい事が一個も書いていないと好評の盛り合わせ短編集「鼻・髭・いやな手紙」です。


【収録作品】 
●『ラザニア』(北中ねむ1400文字)
複雑に絡み合う人間関係、繊細な心情描写にかけてはメンバー随一のねむさん。「おばさん」をテーマにした今作では、おばさんになるということについて的確に描写されています。老いも若きも読めばキュッとなること請け合い。ところでラザニアってもう字面からして胃にきますね。

●『おばさんの影』(日向まみお800文字)
こんな「おばさん」に憂鬱などゆるされるのであろうかと思う余裕もなく憂鬱だった。足るを知る暮らしを愛するおばさんに、深夜の勧誘電話が!

●『おばさんライセンス』(岸本める1500文字)
おばさんが職業として免許制になった世界、おばさんを名乗るためには「OBSN(おばさん)国家試験」に合格しなくてはならないーー。すこしふしぎな、ありえたかもしれない世界を書かせたら右に出る者はいないめるさんの、奇妙な世界を今回もお楽しみください。

●『おばさん世界』(羆たけし1300文字)
おばさんお付けしますか。逆立ちしても側転してもこの文言を捻り出せる気が全くしない。羆さんの得意技。午前二時のコンビニへ買い物に行くおばさんを癒やすのは、おばさんだった。  

●『おいしいおてがみ挿絵付き』(サカトゲヨリオ)
美麗なイラストやふしぎかわいい漫画でおなじみのサカトゲ氏、今回は異色の短編小説+イラストの形で登場です。悪意に満ちた残酷な童話のような世界、白ヤギさんと黒ヤギさんの間を飛び交ういやなおてがみ。繊細で美しく不気味なイラストと共に、どうぞ召し上がれ。

●『カプセルトイ』(日向まみお1600文字)
まみおさんの味わい深い短編小説。主人公・千夏の元に、ある「ありえない方法」で送られてくるのは亡くなった祖母からのメッセージだったーー。いい話なのかな?と思わせて地味にじわじわ効いてくる「いやな手紙」加減は名人技。イラッときてクスッと笑える手紙です。

●『ゆうやけ』(北中ねむ4500文字)
郵便物を触るたびにドキッとなる事必至。そんな馬鹿なと言い切れない、心の隅にうっすら心当たりがあるジリジリ感。郵便配達員はストローであり続ける事が出来るのか。

●『かみうめちゃん』(羆たけし4900文字)
一人で遊びに入ってはいけないと言われている神社。「みらいのわたし」宛の手紙を四十歳で受け取る真由子。神社の大きな梅の木の根本で会った小さな女の子との記憶が手紙とともに戻ってくる。

●『鼻先かすめる難アリ物件』(岸本める6200文字)
めるさんの「いやな手紙」、それは「年賀状」にまつわるエトセトラ。主人公・鼻子に届いた年賀状をきっかけに想起される、本気で嫌な思い出の数々。事実は小説より奇なり。いやいや、これって小説……ですよね?いいことが一つも書いてなくて逆に清々しい短編です。

●『ねこねこ通信オマケイラスト』(大庭あやこ)
お口を爽やかにする素敵なデザート感覚と評判のねこねこ通信。ねこはいくらでも食べられる、ねこは別腹。自宅警備隊シュリとアナリキンにいやな手紙の魔の手が忍び寄る。

サイズ
A5
ページ数
60ページ
納期目安
ご入金確認後1営業日以内に発送
配送方法
購入数制限
なし
残り在庫
3冊
初回発売日 2023.08.20
最終納品日 2023.08.19

別冊ゆる天狗 鼻・髭・いやな手紙

550円(税込)

作家

天狗の会文芸部門分科会

天狗の会文芸部門分科会

てんぐのかいぶんげいぶもんぶんかかい

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