[あらすじ]
順は三十路を過ぎても実家に住み、曲を作り続けては飄々と生活している。ある雨の晩、双子の姉・尚美から実家に電話がかかってくる。勘当された尚美からの連絡は一年振りだったが、順は電話をとる前から姉であることに勘づいていたし、また尚美も順が出るであろうと思ったからこそ電話が出来た。順が話す、骨折した父親。尚美が話す、三本足になった犬。双子の間に起きるシンクロについて、ふたりは想像を張り巡らせ、十数年振りにシンクロを紐解いて行く。
電話通話のみの全く新しい朗読劇。
上演記録
[BARHOPPER × MU『MOJITO』『想像』]
2013.8.27-9.2 at 乃木坂COREDO
■脚本
『MOJITO』米内山陽子(トリコ劇場/チタキヨ)
『想像』ハセガワアユム(MU)
■企画・写真・カクテルプラン
石澤知絵子
■出演
山崎和如、町田彦衞、小沢道成(虚構の劇団)、藤宮潤、古屋敷悠(MU)、渡辺まの(MU)、まじまあゆみ、宮田智佳(トゥフロント)、佐賀モトキ、桂城圭吾、高橋恭子(チタキヨ)、太田みち、青木友哉、光野貴子
■Introduction
舞台写真を幅広く撮り続けているカメラマン石澤知絵子と、米内山陽子(トリコ劇場/チタキヨ)との「お酒が楽しいBARでの時間」をコンセプトにした、お酒が大好きな二人が立ち上げたユニット、BARHOPPER。朗読劇×写真×カクテルの上演形態です。
今回は「尖った会話劇」を武器に活動しているMUとコラボレーション! BARHOPPER代表作『MOJITO』と、MUとして初の朗読劇となる書き下ろし新作『想像』の二本をカップリングして上演します。ただ「芝居を読む」のではなく「朗読劇」として成立している作品となっています。メールの往復書簡で、あの言葉を探ろうとする好意とタイムラグに焦る気持ちが滲む『MOJITO』、フライヤーのモザイク写真から様々な印象が浮かび上がるように、一組の姉弟を様々な角度で浮かび上がらせる『想像』。
舞台となるBARは乃木坂COREDO(乃木坂駅2番出口右、徒歩0分)、カクテルを片手にごゆっくりお楽しみください!
[みきかせプロジェクト主催・リーディング公演にて上演]
『青天井ポップコーン』
2013/11/13(水) ~ 2013/11/17(日) at 八幡山ワーサルシアター
共演:ゲンパビ、バジリコFバジオ、MU、楽園王+オクムラ宅