臨死体験で見た「光」を取材している尚子は、中学校の同級生でイラストレーターの陸夫と再会する。陸夫は自分の見た光について語り出すが、アシスタントの曽木は意義を申し出る。
鴻上尚史氏の『トランス』が掲げた「少人数」で「どこでも上演可能」というルールに準拠して構成された作品。MUのなかでも人気の高い戯曲です。
上演記録
初演『無い光』は、この稿と男女が反転しており、ページ数も少なく、40分の短編でした。
今作は70分の長編へ改稿されて、2011年3月下北沢OFF・OFFシアターで二週間のロングラン公演で上演されました。
[上演時の配役]
後藤尚子:古市海見子
曽木朝人:成川知也
川西陸夫:石橋征太郎
矢部内修美:渡辺まの