なんとなくでも、なんとか生きてるわたしたち

なんとなくでも、なんとか生きてるわたしたち

250円(税込)

売り切れ
完売です。再入荷は未定です。

うまく言えない、感情の短編集

なんとなくの日々を当たり前みたいに生きるわたしたちは、
言葉にならない何かをなかに沈めている。

神社の境内で夜を明かす私たち、
何かになろうとする僕と彼、
うっすらとした輪郭だけの僕と彼女、
家族になったつもりの私。

心の底にふれたらたぶん、こんなさわり心地がする。

4つの誰かさんの短編集。

【収録話紹介】


『願い事なんて、意外にないものだと私は思う。
 いっぱいありそうで、実はほとんどないもの。』

早朝の境内。ファーストフード店で夜を明かした少年と少女。少女は気楽で虚ろな今を思う。(before six o'clock)
 

『甘いカプチーノが僕のひび割れを埋めていく。
 息苦しいくらいに。』
 
就職活動中の僕と、就職活動も就職もしないで遊ぶ彼。僕の努力は、いつ報われる?(春より先に、さようなら)
  

『グッピーはさ。ちょっとトラウマなんだよね。
 知ってる? 共食いするんだよ。』
 
大学構内の喫煙所の僕と彼女。春にいた、たくさんの知り合いたちにはいつの間にか会わなくなっている。名前も曖昧、希薄な僕たち。(オレンジ色、誰そ彼)
 

『これは、私にとってありえた家庭だろうか。』

料理人の派遣業を営む主人公。毎年クリスマスの最後に訪れるのは、元父親の新しい家庭。娘は今年、私が父と別れた時の年齢になる。(クリスマスの終わりの家)

仕様
A6サイズ、34p、モノクロ、本文用紙:淡クリームキンマリ
納期目安
ご入金確認後1営業日以内に発送
配送方法
購入数制限
なし
残り在庫
なし
初回発売日 2022.07.05
最終納品日 2022.07.04

なんとなくでも、なんとか生きてるわたしたち

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作家

ナカノヒトリ

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