ふたりぐらしのごはんの話「なす」
草群鶏
700円
購入可
1,457円(税込)
『TIERRA DE NADIE 4』(文庫判/130P)と『TIERRA DE NADIE 5』(文庫判/170P)セット。
主人公の青年が動乱の帝都で翻弄される物語。
を、メインとしつつ、とある大貴族家の没落が絡んできたり、新興階級が勃興してきたりと、架空帝国の落ち着かない一時期を描いたファンタジーとなります。
野良猫属性の皮肉屋青年主人公と一緒に白亜の帝都をお散歩してみてはいかがでしょう。
『TIERRA DE NADIE 4&5』は4&5とナンバリングされていますが、この二冊で完結する物語です。斜陽ファンタジーあるいは詭弁家編と呼んでいるものになります。先の包囲による造反諸侯を退けた白亜の城塞都市たる帝都においても、女帝の君臨する玉座はその主を容易にひとりに定めようとはしなかった。暗躍する教会、新興階級の勃興。既存の秩序がぐらつく白亜の城塞都市で、帝国そのものとも言える大貴族家が没落を迎える。たまたま帝都に居合わせた青年は、帝都包囲によりこの都市に留まらざるをえなくなり、帝都と契約を交わした同行者の生業によって、帝都の下町から動けなくなった。これは、めぐりめぐったしがらみにより、それはそのようなものであるということをうたうための、とある草案の起草にかかわることになった異民族と呼ばれる青年の物語。