悲しみと愛が響き合う、救済のおとぎ話。

未解決事件を解くカギは、死者が遺した童話と魔女の呪い伝承――。

絢人（あやと）は、記憶を取り戻した恋人の百合恵（ゆりえ）と平穏な日々を送っていた。
あるとき、二人は人気のない森の中で一伽（いちか）という青年と出会う。

「見つけてほしんだ。僕が作った本と、僕の死体を……」

九年前の未解決の殺人事件は何故起こったのか。
事件の原因といわれる魔女の呪いとは一体何なのか。
それらのカギとなる一伽の童話とは……？

一伽が遺した手がかりである本を探す中、絢人と百合恵は魔女の呪いにまつわるいくつかの不可解な事件に巻き込まれていき……。

これは魔女の呪いを解くことで明日へ踏み出そうとする、傷ついた人々の喪失と救済の物語。
そして孤独な魔女が真実を紐解く解決編です。


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グリム童話×魔女伝承をモチーフにした現代ファンタジーです。

童話、魔女、恋愛、謎解き要素、切ない、シビアな過去、傷ついた人の再生譚、最後は救われる……そんな要素が好きな方へおすすめです。

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※本作品は分冊型の上巻に当たります。
　上巻は導入編、下巻は完結編です。
※ご購入の方に、おまけ外伝冊子をおつけします。

※西洋の童話をモチーフにしつつ、現代風にアレンジしたファンタジー作品です。
　該当童話のあらすじ紹介を巻末につけています。

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